これを何度も繰り返します。そういう遊びです。
ある日、長女が遊んでいたレゴデュプロに、手を伸ばした次女。「あ~次女ちゃん、飲み込んだらいかんけん、さわらんときよ~」と、長女が私の口調そのままに言いながら、ブロックを遠ざけました。
私が、「このブロックはまあまあ大きいから大丈夫よ。大きいやつとか、角が丸いやつとか特に。」というと、長女、「えっじゃあこれ貸してあげるわ。」と、大きめの結構重要なパーツを、次女に持たせてやりました。
「すんなり大事な物を貸せるって、君すごいなあ。お母さん小さい時、自分より小さい子に物貸すの嫌だなあと思ってたよ。」と純粋な感想を述べると、(え、こんなことで褒められるのか)というふうに、急な「褒め」に照れていました。
けれど、次女が、手渡されたブロックを迷わず口に入れて、あむあむすると、さすがにちょっと引いた感じで、「ああ~!!えっ、どうしよ…。」と困っていました。
「ブロック洗ってきたらいいよ。大丈夫大丈夫、ブロックは汚れても洗えるから。」というと、「しょうか!分かった!」と洗面台へ行き、水で2秒シャッっと洗って納得していました。
そして次女に「次女ちゃん、ブロックは、汚れても洗えるから、貸したげるからな。」と再び手渡していました。
私がその時に、長女の言動一個一個に、結構良いリアクションを取ってしまったものだから、翌日から、この一連の流れが一つの遊びとして始まってしまいました。
何も求めていないのに、急にブロックを渡される次女。「おかあさん見てっ見てっ!!今日もまた、ブロック貸せたで。見てっ見てっ」と褒められ待ち。突然何かを手渡された次女が、(なんだこれ…?もらうか…どれ口に…)と入れるや否や、「あ~~~!!!食べたちゃったね!!でもダイジョーブ!!ブロックは洗えるから、洗ってきてあげるわ!!待ってて!!!」と取り上げられ、水で二秒洗って、また母の褒め待ち。
いいけども、いいんやけども…次女ちゃんが欲しがってるときに…貸してあげて。
それと、もうちょっと、あむあむさせたげて~。