「長女も、おひめさまになるん?」
「長女もいつか結婚するん?いつするん?」
結婚式に出席してから、よく結婚にまつわる質問をされます。
結婚のおおごと感を、子供なりに理解したものの、「?」でいっぱいな感じです。
これが、なかなか答えるのが難しい。
「結婚はするかもしれないし、しないかもしれない。」
「好きな人ができたら、するかもしれない。」
「嫌だと思う結婚はしなくていい。」
「今のままだと男の子としか結婚できないけれど、長女が大人になっているころには女の子同士でもできるようになってるかもしれない。お母さんはそうなったらいいなと思う。」
「一番好きな人と結婚出来たらいいね。」
など、伝わっているかは微妙だけれど、なるべく私自身に嘘のないように答えています。
「一番好きな人と~」が印象に残っていたようで、ある夜、
「長女はお母さんと結婚するんよね?しようね?」と聞かれました。
「えっ、お母さんとは結婚せんよ、できんよ。」と言うと、
「えええっ⦿□⦿!!!お母さんが、一番好きな人と結婚するって言うたんやんかい!!やからお母さんとするわ長女は。」と論破した感じのドヤ顔で返ってきました。
「いやいや、子供とお母さんは結婚できないのよ。あとお母さん、お父さんともう結婚してるし。」というと、みるみる泣き顔に。
からの、大号泣。
思わず笑ってしまったけれど、こちらが笑えば笑うほど、涙が出てきていました。
かわいいなあ。
「そんなん言ってるの今だけで、長女、お母さん以外に好きな人できるよ。」
というと、
「長女は大人になってもお母さんとおらな寂しいのに。」と余計に号泣。
でもほんと、きっと今だけ。
いつか見向きもしなくなる。
お母さんだって、可愛い長女とずっと一緒におりたいけども、ほんまにずっとこんなベッタリやったら、それはそれで困るわけで。
君なら大丈夫。
結婚しようとしなかろうと、母より大切なもの、きっと見つかります。
その涙は、母が思い出に預かっておくよ。涙を拭いて。
突然のプロポーズ、すごく嬉しかったよ。
ありがとうね。