新しい住居に引っ越してきてよかったなあ、と思うことがあります。
姉妹に「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」を言ってくれる住人が複数いることです。私たち以外で、姉妹にそう言ってくれる大人がいるなんて。エレベーターホールで、ごく自然に、何かを詮索するでもなく、さらっと、時には手もふりながら「いってらっしゃい」だけを言う。かっこいい…。大きい(といってもそれほどではないけれど)マンションに住むのが初めてだから知らなかったけれど、そういうもんなんだろうか。
中には子供をわずらわしく思う人もいるのだろうけど、いまのところ、わりあい寛容だと思います。
長女もすでに、いろいろと学んでいます。
エレベーターは全員が乗ってから閉まるボタンを押すこと。急いでいる人が見えたら開くボタンを押して待ってあげること。
共有の場所は綺麗に使うこと。掃除をしてくれるおじさんがいること。ガラスとか、べたべた触っちゃダメなこと。
それから挨拶も。こんにちはとかありがとうとか、ここに来てから、私が促すことが減りました。
勝手に吸収している感じ。
「次女ちゃん、人が乗ってるときはな、このボタン(▶◀)は押したらあかんのやで。」などと、次女に教育すらしています。
ありがたいと思うとともに、自分も気を付けようと思います。
バトンみたいなものだと思うから。
優しい人が多い環境では、自分も優しい面をみせやすくなる、みたいな。
「プライバシーは守りつつ、子供はよその子でも見守る」を、両親がしているところを、長女と次女に見せてやれるなら、とても嬉しい。
ロビーですれ違う子供たち。
どこへでかけるのか、どこの部屋に帰るのか、ちっとも知らないし、聞くこともないけれど、
「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」のバトンを繋ごうと思います。
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