ある日思い立って聞かせてやったら、それ以降、寝転んでいるとお腹に耳をつけてきます。
私も子供の頃、母に聞かせてもらった記憶があります。すごく不思議な、壮大な音がする。ぎゅるぎゅるごぽごぽきゅるきゅる。
懐かしいかどうかは分からないらしいです。少し前は、「何かをごくごく飲んでた」とか、お腹の中にいた時のことを話していたのに、忘れてしまったのかなぁ。
「じゃあじゅんばんね。」と、そのあとに長女のお腹の音を聞かせてくれます。とてもいい音。かわいいかわいい命の音。
そういえば、我が家にある「ごぶごぶごぼごぼ」という赤ちゃん絵本は、「お腹の中でこんな音を聴いていた」という胎内記憶を元につくられたものだそうです。出てくる擬音が全て、胎内音。
私はそれを知らずに買って、不思議な本だな、宇宙って感じ、と思っていたのですが、マツコの知らない世界で紹介されていて、あー!!なるほど!!と思いました。
この絵本、長女は、赤ちゃんの時より3歳の今の方が、集中して聞いている感じがします。遠い昔の忘れてしまった何かをぼんやり思うような顔をして。
お腹の音くらい、いくらでも聞かせてあげるよ。
嘘みたいだけど、確かにそこに、いたんだよ。