体調不良がすぐに吐き気に直結する長女。
熱を出すと枕元に洗面器がかかせません。
私も子供のころからそうで、熱、喘息、頭痛、だいたいの体調不良は「気持ち悪い」と共にあります。なんの差なのか、夫や私の兄の「熱で吐いた経験がない」タイプが、羨ましいです。
次女7か月。授乳のたびにマーライオンだった新生児期も遠い昔で、おっぱいの吐き戻しはほとんどなくなったのですが、先日珍しく、飲みすぎたおっぱいが、げっぷついでにこぼれていました。連続で3回ほど。
「わー!またおっぱい吐いたーっ!!」と慌てる私に、
「ええっ!!分かった!!ちょっと待って!」と長女。
お菓子を食べるときに使う紙コップと、オムツ用のビニール袋を取り出して、あせあせと何かを作り出しました。
「これでよし!!」と次女の元へ走ります。
「それ何?」と聞くと、めちゃくちゃ驚かれました。
「えっ!!…お母さんが次女ちゃん言うたんやん、また吐いたって。やから、アレよ!お母さんがいっつも、ここに吐いてねーっていうやつ!アレ!!」とのこと。
それからしばらくの間、姉に、口元に紙コップをかざされていた次女です。
「ここやで、吐きそうになったら、ここに吐いたらいいからな!お姉ちゃん持っといてあげるから!」
次女、おもちゃと勘違いして手を伸ばすも、「ちがうちがう!これおもちゃちがうで、吐くやつやで」と触らせてもらえず、きょとんとして「ひや~!」と悲しみの声をあげていました。
一連の流れを見ていて、猛烈に泣きそうになった私です。
親にされた看病を次女にするって…。
経験から学んで、考えて、動くって…。
大人でも難しいことなのに。
(どうぞ親ばかって呼んでください。)
一回それを置いて?かわいい子よ。こっちへおいで。
ぎゅーさせてよ。
姉が得意顔で母に抱かれに行き、やっと、カシャカシャなるコップ(最高のおもちゃ)を、ゲットできた次女なのでした。